団地詳細情報

常盤平団地


  • 年を重ねて豊かに育った木々と、手入れの行き届いた芝。
  • 現存する団地の中でも、かなり古い年代の建物が、そこに散りばめられる風景は、建物があることすら、もはや自然の姿とも言えるほど。
  • この環境に、心からリラックスできる。そんな団地。
  • 憧れのスターハウスに住む夢も、ここなら叶ってしまうかも。
所在地 千葉県松戸市常盤平2 他
家賃 34,300円〜56,700円
面積 30平米〜53平米
交通 新京成線「常盤平」駅 徒歩8分/新京成線「五香」駅 徒歩8分
築年数 1960年4月~1962年6月
総戸数 4834戸



常盤平駅と五香駅の間に広がる広大な団地

まるで無造作に置かれたように、スターハウスがゴロゴロと

豊かな緑とレトロな建物のつくる優しい風景

スターハウスも木立に埋もれるように立っています

敷地内の道路も風情たっぷり

そしてこんなレトロで可愛らしい内装の部屋がたくさんあります

2DKの間取り

団地概要/心からのんびりできる団地

もはや絶滅危惧種となった、みんなの憧れスターハウス。
それが現役の状態で8棟もあるというだけで、気になってしまう人は多いでしょう。

でもこの団地に足を踏み入れるとすぐに、それは魅力のほんの一部に過ぎないということに、気付かされると思います。

新京成線の常盤平駅と五香駅の間の、広大な敷地に立つこの団地。

常盤平駅に降り立つと、まず目に入るのが正面に伸びる立派なケヤキ並木です。
「新日本街路樹百景」にも選ばれたという、この常盤平けやき通り。
でも、そこに入る間もなく、まず通りの右手に、そしてすぐに左手にも、古くて渋くてかわいらしい建物が姿を現します。

ほぼ駅前から始まる、常盤平団地。
というか、駅の建物自体もURの市街地住宅と一体化していて、駅を降りた瞬間から、団地が始まっているといっても過言ではありません。

なのに団地に入ると、そこが駅前であることを忘れてしまうほど、広い芝生と、枝振りのいい木々が出迎えてくれます。

もともとは農村で、水田と木々の緑だけが広がっていたというこの一帯。
その頃のなだらかな地形の起伏をそのまま生かして開発されたのが、この常盤平団地だそうです。

そこに茂っていた木々も、なるべく切らないように。

1960年頃に、そんなコンセプトで造られたこの団地は、今では全ての木が立派な姿に育ち、まるで団地全体が巨大な公園のようです。

周囲や団地内には、「しょうぶ公園」や「金ヶ作公園」など、大きな公園もありますが、どこからが公園なのか境界が分からないほど。

無機質さをこれほどまで感じない団地も珍しいでしょう。

そんな緑の豊かな環境にふさわしく、年老いた建物たちが優しい表情で立ち並んでいます。

建物はほとんどが4階建ての「階段室型」。

建物の高さと、住棟の間隔の広さがバランス良く保たれているのも、公園の中にいるような気分になる一つの要因になっています。

元々この地に多かったという松の木も特徴的。

現存する団地の中では、最長老の部類に入るこの団地。

一時は建替えの話も出ていたということですが、誰からも愛されているという雰囲気の漂うこの団地は、残るべくして残っているという気がします。

周辺環境とアクセス/買い物も自然も充実してます

東京から常磐線で江戸川を渡ると、すぐに現れる大きな駅が、松戸駅です。

団地がある常盤平駅と五香駅は、この松戸駅から11分程度の距離。
平日の日中でも10分程度の間隔で電車があるので、移動もスムーズです。

松戸駅は周辺各駅から買い物客が集まるような規模の駅なので、ここまで出れば大体のものは揃いますが、団地の最寄り2駅も買い物環境は充実しています。

常盤平駅には24時間の「西友」が、五香駅には「ザ・プライス」があり、その周辺に、ドラッグストアや飲食店、小さな店なども充実していて、買い物客で賑わっています。

特に五香駅は商店街になっていて、活気があります。

団地の中にも、スーパーが1軒と、その周りに店舗の区画が。
スーパー以外は元気がなく、シャッターが閉まっているところも多いですが、道の反対側にも店舗が集まっていて、こちらは元気な感じです。

また郵便局や図書館も、ここにあります。

団地を南に少し行ったところには県道が通っていて、その向こうには牧の原団地という別の団地が。この県道沿いにも、ロードサイド型の店舗がいくつもあります。

周辺には、小中学校や幼稚園も充実。
お子さんがいる家族にも、良い環境です。

団地はかなり広大なので、駅からは一番遠い住棟だと10分以上。
ただし最寄りの2駅間を結ぶバスが出ていて、団地の中を通るので、歩きたくないときはこれを使うと良いでしょう。

団地の周辺は住宅街ですが、線路を挟んで北西側には「21世紀の森と広場」という、博物館やホールなどもある巨大な公園が広がっています。

また敷地内を通る「常盤平けやき通り」以外にも、常盤平駅と隣の八柱駅の間に「日本の道100選」に選ばれた「常盤平さくら通り」があり、春には「さくら祭り」が開かれる桜の名所になっています。

ココがポイント/愛くるしい団地

とにかく、どの建物も古くて愛くるしい。
高さが4階までなのも手伝って、本当にほのぼのした気分になります。

芝生の上に、ポンと置かれた四角い箱。
このミニマルな団地の感じを存分に味わえる、というだけではなくて古い建物ならではの味のある表情も、一棟一棟が気になる気になる。

屋根が平らに見せて、ちょっとだけ傾斜しているのも、チャーミングです。

そしてなんといってもスターハウスはすごい。

残っている、しかも住める、というだけでも貴重なのに、こんなに無造作にポコポコと置かれているのは、なんともぜいたく。

そしてスターハウスの周辺や入り口にも木がこんもりと茂っていて、木立の中に立つ風景は、何ともいえない雰囲気です。

まさに公園の中に住んでいるような環境の中で、団地を愛でる。
そんな毎日が、ここなら手に入ります。

そして、もう一つ。
住戸の内装が、とにかくキュート。

昔の内装の雰囲気が、ここまで残っているのは、古い団地の中でも珍しく、スチールのサッシや、レトロなガラスなど、愛すべき内装が残っています。

全ての団地の内装が、こうだったら良いのにと思ってしまうほど、雰囲気の良い室内にも、心奪われてしまいます。

借り方のコツ/全部借りたい

コツ。特にありません。

いい加減な意味ではなくて、本当にどの住棟も素敵です。
なので、コツなし。

そして、どの階でも良いと思います。
下の階なら庭の緑が、上の階なら大きな空が、それぞれに楽しめます。

強いていえば、道路沿いよりは、中に入った住棟の方が、団地の雰囲気をより楽しめそう、というぐらい。

あとは棟によって和式便座が残っているそうなので、無理な方は事前に確認した方が良いでしょう。

高層棟も少しだけありますが、木が高く育っているので、眺望の抜けはありませんでした。

そして、スターハウス。
空かないこともなさそうなので、小まめに情報をチェックすれば、憧れのスターハウスにも、きっと!