
奈良北団地
所在地 | 神奈川県横浜市青葉区奈良町2913 |
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家賃 | 50,000円〜180,000円 |
面積 | 34平米〜119平米 |
交通 | 小田急線「玉川学園前」駅 徒歩15分/小田急線「鶴川」駅 バス13分 徒歩1分/東急田園都市線「青葉台」駅 バス18分 徒歩1分 |
築年数 | 1971年9月〜1972年3月 |
総戸数 | 1565戸 |
団地概要/丘にそびえる城
小田急線に乗車。
車窓に自然が多くなってきた頃に着く、玉川学園前駅。
そこから徒歩15分ほどの場所にこの団地があります。
駅から一気に坂を上り、小高い丘の尾根に沿って歩いた先に姿を現すのは、城塞のような団地。
1971年頃に造られたこの古い団地があるのは、自然豊かな丘の上。
その起伏に富んだ敷地をぐるりと囲むように高層の住棟が建てられています。
高層の住棟は、6棟の大きな住棟で敷地を囲み、敷地の中心に1棟の住棟を配置した構成。敷地を囲む住棟と、中心にある住棟の間には、2つの大きな広場と調整池が設けられています。
遠くから見る様子は、とても重厚。少々、威圧感があるくらい。
しかし、そんな重々しい外からの様子とは裏腹に、その巨大な壁の中は、穏やかな空気に満ちています。
郊外の土地に高層の住棟を建てることで、敷地をゆったりと使うことが出来た、この団地。
そのおかげで敷地内は、自然が豊か。
住棟の間に、もともとの起伏を生かしてつくられた広場と大きな木々。広場には遊具が点在し、子どもたちが楽しく遊べそうです。
その中でも特に、5号棟前の調整池の周りは自然が豊か。
どの木も巨大に育ち、もはや森のよう。
その木々に鳥が集まり、どこからともなくさえずりが聞こえてきて、調整池ではトンボが飛び、小さな生態系をつくっています。
住棟はというと、3住棟がスキップフロア型。
3階毎にエレベーターが止まり、その階に住棟を横断する共用廊下が設けられ、空中回廊のような軽やかさと、デコボコとした外観をつくっています。
そしてそんな住棟が敷地を囲むように立っているので、住棟は単なる直方体ではなく、敷地の形に沿ってジグザグに折れ、直方体の建物が連結する構造になっています。
連結部分の共用廊下は、子どもが遊ぶプレイコーナーとなっていて、今でも小学生たちが、ゲームをして遊んでいるのを見かけます。時代と共に遊び道具は変わりましたが、こういう場所の使い方が変わらないのは、何だか感慨深いですね。
室内はというと、34~55平米が中心。
一人暮らし、夫婦、家族まで様々な暮らし方が出来そうです。
団地や団地周辺の環境を含めて考えると、小さなお子さんがいる家庭が想像しやすいですが、一人暮らしも良さそうです。
外から見ると、重厚感のある巨大な壁。
ですが、どうやらこの巨大な壁は、団地内の豊かな自然や生活を、長い年月見守ってきていたようです。
周辺環境とアクセス/歩くか、バスか
歩きか、バス。
それぞれの方法で、最寄り駅の小田急線「玉川学園前」駅か、「鶴川」駅に行かれます。
まず歩きだと15分くらいで小田急線「玉川学園前」駅。
この駅までの道のりは、結構起伏のあるルートを通ります。
坂を上り、小高い丘の尾根に沿うように進み、さらに坂を下ります。
バスだと「玉川学園前」駅の隣の「鶴川」駅へ。
13分くらいで駅に着きます。
バスは約10分間隔で運行しているので、通勤などで不便は感じないかと思います。
買い物は、団地の周辺か、最寄り駅で。
団地の周辺にはスーパーと、日用雑貨を扱う個人商店などが軒を連ねる商店街、コンビニ、郵便局、銀行も。大抵のものは団地周辺で手に入るかと思います。
最寄り駅には、OdakyuOXや本屋、居酒屋など、駅の周りで良く見かけるお店があります。
ちなみに、団地の周辺に大学があり、「玉川学園前」駅は学生で賑わっています。
ココがポイント/眺望もグッド
鳥のさえずりが聞こえ、トンボが水面を飛んでいるくらい豊かな調整池の自然。
そんな調整池の周辺に育った、大きな木々もこの団地のポイント。
でも実は、眺望もなかなかのものなのです。
小高い丘の上に高層の住棟が立っているので、団地の外へ向いている窓からの眺望は、スカッと抜けています。
どのくらい抜けているかというと、窓からの景色のずっと向こうに、直線距離で20kmくらい先の横浜ランドマークタワーが見えるほど。
他に高い建物がなく、低層の住宅が広がる地平線のような景色は、眺めていて気持ちよいものです。
空が広く、風も抜ける。
郊外の丘の上の、高層の建物が持つ特権は、想像以上に良いものです。
借り方のコツ/景色を選ぼう
調整池の大きな木々か、抜けのある眺望か。
そして、どんな内装を選ぶか。
部屋を選ぶ基準は、どうやらそこになりそうです。
調整池の大きな木々を眺められるのは、4、5号棟。
4、5号棟は、34平米のワンルームの住戸ですので、一人暮らしがちょうど良さそうです。
抜けのある景色は、1号棟と7号棟。
階数は、出来るだけ上階がおすすめです。
こちらはご夫婦や家族でも暮らせるほどの広さがあるので、景色と部屋の広さで住戸を選ぶことができます。
ちなみに、1号棟と7号棟の東向き住戸は、横浜ランドマークタワーがかすかに見える景色、7号棟の西向きの住戸は抜けの良い眺望ではなく、丘の斜面に育つ木々を眺める景色です。
室内の内装も、レトロで愛らしい内装を残しつつ改修されている部屋がほとんどですが、部屋それぞれで内装が少しずつ異なります。
大きなところはそこまで変わりないので、気に入る住戸を見つけるのが楽しそう。
加えて敷地の南側には、城塞に寄り添う城下町のような、中層の階段室住棟が立ち並んでいます。
こちらも、起伏のある地形をそのままに建てられ、住棟の間には木々が植えられているので、窓からの景色で部屋を探しても良さそう。
何にせよ、空いている住戸のなかから、キラリと光るお部屋を見つけてもらえたらうれしいです。
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