団地詳細情報

金沢シーサイドタウン 並木二丁目


  • 第一線で活躍する4人の建築家によって作られた街。
  • それが、この「金沢シーサイドタウン 並木二丁目」です。
  • 画一的にならない、新しい街づくりを目指すこと。
  • そのために導かれた方法が、4人の個性のぶつかり合いと、調和によって、変化と多様性のある街を作り出すという、新しいアーバン・デザインの方法でした。
所在地 神奈川県横浜市金沢区並木2
家賃 81,900円〜97,400円(UR賃貸)
面積 51平米~66平米(UR賃貸)
交通 金沢シーサイドライン「並木中央」駅 徒歩5分/京急本線「京急富岡」駅 徒歩10分
築年数 1981年8月
総戸数 544戸(UR賃貸のみの戸数)



中心を縦に貫くブロックが、4人の建築家が手がけた中央ゾーン。

藤本昌也氏が手がけた2街区の雰囲気は、一見の価値あり。

計画当初、タウンハウスを中心にした街づくりが目指されました。

建築家が手がけた部分以外の街区も、丁寧に計画されているのを感じます。

木々も大きく育って、これからがこの街の成熟のときです。

住棟どうしの間隔も比較的ゆとりがあります。

UR賃貸の住戸では、こんなパキッと改装された物件が沢山作られています。

新しくなった内装の部屋では、LDKも大きく取られています。

団地概要/4人の建築家が作る街

建築家 槇文彦氏がデザインした街、「金沢シーサイドタウン 並木一丁目」。

アーバン・デザインの先駆けだったこの街に続いて、その南側に隣接する敷地に作られたのが、この「金沢シーサイドタウン 並木二丁目」です。

当時第一線で活躍していた、4人の建築家によるコラボレーションで作られたこの「金沢シーサイドタウン 並木二丁目」は、団地を作ることを目指すのではなく、都市をデザインすることを目指すのだという、熱い思いによって作られました。

出来上がったその空間の豊かさには、きっと驚かされると思います。

木々が生い茂る路地空間。
手入れの行き届いたその路地を進むと現れる、建築家が手がけた建物の数々。

特大の勾配屋根が大らかに架かったテラスハウスやタウンハウス、団地らしい水平垂直の構成を用いながらも悠々と日本離れした表情を見せる建物、人のスケールに合わせ分節化されたデザインで路地空間に招き入れるような建物などなど。

個々の建物のクオリティーもさることながら、配置計画による建物どうしの掛け合いや組み合わせの巧みさ、さらにそれらをつなぐ緑や余白のバランスなど、建築家が手がけた街並みならではの空間が楽しめます。

この街の開発のために、横浜市から召集された4人の建築家は、神谷宏治氏(神谷・荘司計画設計事務所)、内井昭蔵氏(内井昭蔵建築設計事務所)、宮脇檀氏(現・宮脇檀建築研究所)、そして藤本昌也氏(株式会社現代計画研究所)。

この4人の建築家が手がけるのは、「金沢シーサイドタウン 並木二丁目」の中で中央ゾーンと呼ばれた部分で、街の中心に位置する6つの街区です。

東西方向に600m、南北方向に500mほどの大きさがある敷地全体の中で、1/3ほどの部分が、この協同作業によって作られることになります。

開発の主体となったのは、当時の日本住宅公団。

しかし、以前紹介した「金沢シーサイドタウン 並木一丁目」と同様、まず基本計画とデザインの骨子を横浜市が中心となって組み立て、その基本計画にのっとるという条件付きで、市から公団に土地が売却される形で、この開発計画は始動します。

売却前の基本計画の段階では、中心になる横浜市企画調整局の他に、横浜市港湾局、日本住宅公団、そして最終的に設計にも加わることになる建築家の神谷氏が集まり、計画が練られました。

その骨格となったのは、敷地の中心部分を南北に貫く「歩行者専用道路」を中心とした街づくりと、複数の建築家の協同作業によって設計を行なう、ということ。

それを受ける形でスタートした実際の計画と設計は、まず幹となる中心の「歩行者専用道路」と、枝葉のように敷地全体に張り巡らされる歩道、そしてランドスケープデザインについて、田中造園土木設計室が先行して計画をし、それに沿いながら調整を行なう形で、4人の建築家が設計を進行していきました。

協同作業による設計については、いくつかの方法が考えられた中で、最終的には歩行者専用道路沿いを4つのブロックに分け、それぞれのブロックを1人の建築家が担当するという形が採用されます。

歩行者専用道路に沿って、お互いに隣接し、あるいは向かい合う、それぞれのブロックをどのようにデザインしていくのか。時に議論を戦わせながら進められた当時の様子が、記録に残されています。

配置計画ではかなり白熱した議論が繰り広げられたこの協同作業ですが、建物の設計に入る段階ではスケジュールの関係もあり、お互いの協同関係が希薄になっていったようで、この点については4人の建築家がともに残念であったと後述しています。

しかし、そんな建物どうしの関係も、時を経て木々が建物を隠すほど立派に育った今見ると、街区どうしが同調しすぎることなく、個性ある表情を見せていて、この街を歩くひとつの楽しみにもなっています。

さらに、この4人の建築家が手がけた街区以外に関しても感じられるのは、そこに貫かれているアーバン・デザインを志す意思。

建物のデザインについて、建築家が手がけた街区のものを踏襲しているというだけでなく、配置計画、外構や植栽の計画に至るまで、丁寧に作りこまれた感じが伝わってきます。

さらに、街全体のサイン計画を担当したのが、当時のGKインダストリアルデザイン研究所。単に標識のデザインをするだけでなく、敷地内の動線計画やゾーニングを受ける形で表現されたデザインが施されているのも、この街に魅力を添えています。

周辺環境とアクセス/デザインされた住環境

この「金沢シーサイドタウン 並木二丁目」へのアクセスは、金沢シーサイドライン「並木中央」駅、もしくは、京急本線「京急富岡」駅から。

「並木中央」駅へは京浜東北線を「新杉田」駅で乗り換えて4駅目。
駅を降りると「金沢シーサイドタウン 並木二丁目」は目の前で、各住棟までは2分から11分の距離です。

「京急富岡」駅からであれば、その距離は11分から20分。
ちなみに、「京急富岡」駅から「横浜」駅までは京急線で20分程度、「品川」駅までは40分程度です。

近隣での買い物は、街のすぐ南側にあるショッピングセンター「ビアレヨコハマ」へ。
ジャスコを中心に、ユニクロなどの衣料品店や、ファミリーレストラン、ファストフード、ドラッグストアなどが入り、常に賑わっています。

また、日用品の大量買いには、金沢シーサイドラインの東側にあるコストコが心強い味方です。

そして、ビアレヨコハマと並んで、街の南側にあるのが、「横浜市金沢スポーツセンター」。さらにその隣に「長浜公園」の広大な緑が広がります。

そこからL字型に伸びる形で、街の西側には野球場やテニス場、グラウンドなどが続き、街の南から西にかけて緑が取り囲んでいます。

街の北側にあるのは、「金沢シーサイドタウン 並木一丁目」でも紹介した元漁港を整備した公園、通称「舟だまり」。その向こうに広がるのが、冨岡八幡宮の森です。

開発当時、この場所は「金沢地先」と呼ばれ、横浜市の六大事業と位置づけられた大規模開発の中で整備された埋立地でした。

そして、そこに計画された職住近接の街が、この金沢シーサイドタウンです。

全体の計画については、「金沢シーサイドタウン 並木一丁目」のページでも書いたように、単なる景観だけのデザインではなく、工場地帯と隣接する埋立地の中で住環境を快適にする仕組みも含めたデザインがされているのが特徴です。

「職」の場である工場地帯を東に配置しながらも、この街との間には「バッファーゾーン」と呼ばれる木々の生い茂る緩衝地帯が作られ、住環境を守ります。

さらに街の周囲を囲むように「ループ道路」と呼ばれる道路を整備することで、街への交通の侵入を最小限に保っているのも特徴です。

街の東から南を抜けるように、首都高湾岸線が通り、インターチェンジにも隣接していますが、街の中を車が通ることはほとんどなく、歩行者中心の街が守られているのが分かります。

ココがポイント/アーバン・デザインと、定住型のゆとり

一丁目よりもさらに緑や活気のある街を作りたい。
それが、計画のスタートに当たって、公団から提示された最初の要望でした。

東西南北に直交する格子状の街区で構成された、「金沢シーサイドタウン 並木一丁目」。それに対して、この街では直交する格子の中に、45度傾けられた軸が組み込まれ、両者が組み合わされることで道路や街区が作られています。

そのため、街角に現れる風景は、偶発的で変化に富んだものになっていて、45度のずれは、あるところでは小さな広場や、路地空間への入り口に、またあるところでは中庭のような空間や、景観上のアクセントになったりと、形や大きさを変えて、この街に奥行きのある表情を作り出しています。

さらに、敷地内を通る道路は、数本を除いて、ほとんどが歩行者専用道路となっていて、これも人間的なスケールの心地良い空間を作り出す要素になっています。

また、「金沢シーサイドタウン 並木一丁目」から引き継がれているものもあります。

それは、定住型の街を目指すということ。
そのことによって、ゆとりある街づくりと、安定したコミュニティーを育むことが、この「金沢シーサイドタウン 並木二丁目」でも目標のひとつに掲げられました。

建設当時、2千数百戸の供給が計画され、その半数が分譲、残り半分が賃貸として計画が進められたこの街。

中でも、建築家4人が手がけた中央ゾーンでは、ほとんどの住戸が100平米を超える大きさで計画されていて、ここまで広い住戸だけで構成されるのは、当時の公団としてはめずらしいことだったようです。

そのゆとりは、建物の外観や街の表情にも表れていて、大らかで気持ちの良い街並みは、他ではなかなか味わえない、この街の魅力にもなっています。

4人の建築家が手がけた街区は、それぞれ以下の通り。
・宮脇檀氏 3、4街区
・内井昭蔵氏 9街区
・神谷宏治氏 10、11街区
・藤本昌也氏 2街区

建物の形状や、配置のしかたひとつ取っても、4人それぞれの個性や思想が感じられて、見比べて歩くだけでも楽しめると思います。

個人的なお気に入りは、藤本昌也氏の2街区。
シンプルなのに日本離れした表情の建物やランドスケープデザインと、カラッとした空気感は、一見の価値があると思います。

借り方のコツ/抜け重視で選ぶなら

当初、賃貸と分譲が半数ずつ作られ、供給されましたが、現時点でURが管理する賃貸の区画は、合計550戸ほど。地図で赤く囲まれた部分(星印のついた部分)だけです。

その中で、4人の建築家が手がけた区画に含まれているのは、1棟。3-1号棟のみ。

この住棟は、前面に公園があり、抜けがあるのでお薦めできます。

それ以外では、街の外周を走るループ道路に面した、7-6から7-8号棟。ここは窓の外に緑がたっぷり見える環境で、車の音は多少気になりますが、お薦め度は比較的高いでしょう。

また、7-2号棟も前面の住棟との間隔が広く、7-4号棟は高層棟なので上からの眺めが楽しめそうです。

そして、この団地のUR賃貸の住戸では、古い内装の住戸を一新してLDKを大きくし、パキッと現代的な内装に仕上げた住戸が沢山作られているので、新しい内装を好む方にもお薦めできそうです。

賃貸でこの街を楽しみながら、いずれ建築家の手による中央ゾーンの一角で分譲の住戸を手に入れる、というのも悪くないかもしれません。

【この団地の物件情報は、東京R不動産で紹介しています。】
http://www.realtokyoestate.co.jp/estate.php?n=9003

この団地の詳しい物件情報、入居申し込みはこちら

団地詳細情報ページ

お問い合わせ先(空室確認・住宅の仮予約・内覧ができます!)

金沢シーサイドタウン並木一丁目第一現地案内所 045-776-3350
(10:00〜17:00 水休)

金沢シーサイドタウン 並木二丁目管理サービス事務所 045-785-5150
(9:30〜13:30 、土曜のみ9:30〜12:00、13:00〜17:00 水日祝休)

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