
泉北茶山台2丁団地
所在地 | 大阪府堺市南区茶山台二丁3番・4番・7番 |
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家賃 | 35,000〜55,200円 |
面積 | 32平米〜51平米 |
交通 | 泉北高速鉄道線「泉ヶ丘」駅 徒歩11分 |
築年数 | 1971年10月~1972年12月 |
総戸数 | 1,225戸 |
団地概要/緑深い丘陵地のベッドタウン
難波駅から約30分。
南海電鉄からそのまま泉北高速鉄道に乗り入れた電車は「泉北ニュータウン」に到着します。
大阪市の隣、堺市と和泉市にまたがるこの泉北ニュータウンは、関西の2大ベッドタウンのひとつとしてつくられた街。
入居が始まったのは1964年、日本初の大規模ニュータウンである「千里ニュータウン」の5年後のことでした。
泉ヶ丘駅、栂・美木多駅、光明池駅の3駅を中心とする、557ヘクタールの広大な丘陵地につくられたこの街は、千里ニュータウンより多い18万人が居住する街として開発されました。
この泉北茶山台2丁団地のある泉ヶ丘駅周辺は、昭和の雰囲気が残る活気ある商店街やショッピングセンター、そして緑豊かな公園に囲まれたエリア。泉北ニュータウンの中でも初期に開発された地区です。
地名の由来にもなっている茶畑を開発した、丘陵地に立つこの団地。
駅から向かうと、まず目に飛び込んでくるのは片廊下型10階建ての高層棟。
その横長の住棟の奥には、5階建ての階段室型住棟と、ボックス型の「ポイントハウス」が散らばっています。
土地の起伏に沿ってランダムに配置された住棟と住棟の間には、花園のような静かな庭。ところどころに咲くかわいらしい花々が、さりげなく姿を見せます。
団地に一歩足を踏み入れれば、そこは子どもの安全な遊び場。
砂地の小さなグラウンドや相撲の土俵がアクセント的に配置され、高低差のある敷地内には、階段やスロープが森の中まで続いています。
そして丘の上には、木立の隙間からひょっこり住棟が見え隠れ。
そんな団地のシンボルは、足元の緑と対照的にすーっと空に伸びた給水塔です。
その下に構える背の低い集会所は、デッキが崖の上に張り出し、団地全体が見渡せるなかなかのビューポイント。
またこの団地のチャームポイントといえば、かわいらしい団地壁画。
一部の住棟の壁には、キュートな動物のイラストが淡い色合いで描かれています。
どこから眺めても絵になる緑と住棟のコントラスト。
団地中を散策してみたくなる団地です。
周辺環境とアクセス/賑やかな商店街を抜けるとすぐ
団地の敷地は駅前の商業エリアを抜け、緩やかな坂道を上った先に広がっています。
駅の南側は、昔ながらの商店街やショッピングタウンなど昭和の面影も残しつつ、高島屋やTSUTAYAなど新しめの商業施設が賑わっています。
同じく南側には、宇宙をテーマにした児童向け文化施設「ビックバン」や、市立図書館などがあり、家族みんなで楽しめるスポットです。
「ビックバン」は名誉館長が松本零士というだけあって、近未来的な建物のデザインが目を引きます。
駅の北側を出てすぐの商店街はレトロで、本屋や果物屋、洋菓子店、パン屋、カフェ、食堂などが元気に営業中。駅前の施設だけで、日常的な買い物や遊びは事足りてしまいます。
団地は駅から少々離れていますが、賑わいのあるショッピングタウンを通り抜けてすぐといった印象。歩くと10~15分の距離です。
駅からはバスも出ていますが、歩いても苦になる距離ではありません。
カーシェアリング制度も導入されている団地なので、、ちょっと遠出の買い物やレジャーには重宝しそう。
団地の南側には小学校や幼稚園があり、学校帰りの小学生が、団地の中をよく駆け回って遊んでいます。
また、小学校の裏手には茶山公園という大きな森があり、緑道がポイントハウスの脇から駅前まで続いています。
そんな風景の中に子どもの遊び声が響く、のどかな団地です。
ココがポイント/白いキャンバスに鴨居の跡
この団地には、無印良品とURがコラボレーションしたリノベーション住戸が新しくお目見え。
ドアを開けると真っ白な空間のキャンバスに、麦わらをリサイクルした黄金色の床材が映えます。
鴨居や柱の傷跡、型ガラスの納まった建具、押し入れの棚受けの跡や、キッチンのタイル、コンクリートの表情など、元の内装のよさが程よく残されていて、新しく挿入されたシンプルなキッチンや洗面台、シナの引戸とのコントラストが心地の良い空間をつくっています。
昔の間取りの記憶を真っ白に塗り潰すことで、それまでの和室の面影も残しつつ、全く違う新しい団地のスタイルをつくりあげているのです。
シンプルなキッチンは同じ形のダイニングテーブルと組み合わせることで、大きなダイニングキッチンとしてもよし、L型のカウンターキッチンとしてもよし、キッチンと分けてダイニングテーブルとしてもよし。
キッチンを中心にしたプランならではの、様々な食卓の形が楽しめます。
また昔の鴨居はオープンなリビングダイニングをゆるやかにゾーニングする記号として残されています。
北側の寝室とは引戸で間仕切られているので、南北に風がよく通るという団地の間取りの良さが生かされています。
団地の「地」をうまく生かしつつ、MUJIらしい暮らしの素地をつくった、新しい団地のスタンダードといえる住まいです。
借り方のコツ/緑生い茂る眺め
やはり遊び場や森を囲むようにして立つ住棟がオススメです。
3-9、3-11、4-1、4-2号棟あたりが狙い目。
また、茶山公園の緑道沿いに立つポイントハウスや、3-31号棟からも緑が望めます。
団地には他にもまだまだ隠れたビューポイントがあるので、じっくり散策して決めるのもいいかもしれません。
お問い合わせ先(空室確認・住宅の仮予約・内覧ができます!)
泉北茶山台ニ丁管理サービス事務所 072-291-8581
(9:30~12:00、13:00~17:00 水日祝休み)