団地詳細情報

南港わかぎの団地


  • どこか近未来的で、少し日本離れしたこの雰囲気。
    海運の物流拠点、大阪の南港にこんな団地があるのです。
  • 昭和に描かれた近未来の姿はいつしか、こんな緑に囲まれた
    大らかな雰囲気の場へと、その姿を変えていました。
    郊外でも市街でもない、不思議な空気感がここにあります。
所在地 大阪府大阪市住之江区南港中2-2
家賃 46,900円~93,400円
面積 34平米~80平米
交通 大阪市営南港ポートタウン線「ポートタウン東」駅 徒歩3分
築年数 1979年8月~1980年8月
総戸数 758戸



全4棟からなる団地。ここまで間隔を広く空けて配置されるのもまれでしょう

西側の住棟、西にはこんな眺め。緑と、音も立てずに走るニュートラム、そしてタワーというユートピア的風景

この近未来感に心奪われます。日本離れした雰囲気がたまりません

ポートタウン全体が、こんな緑に包まれています

団地の広場で遊ぶ子どもたち。車の進入が遮断された街ならではの光景

緑が大きく育ってきたこれからが、この街の良い時期になるのかもしれません

レトロな雰囲気を残す内装。洋室化された部屋が狙い目でしょう

こんな2DKを1LDK的に使う、50平米の二人暮らしが良さそうです

団地概要/人工島に浮かぶ緑の島

大阪の南港ポートタウン。
南港に人が住む街があったということを、知らない人も多いかもしれません。

ここは大阪港につくられた人工の島、「咲洲(さきしま)」。
その中心付近に、周囲の環境とは対照的に、緑の木々に囲まれたエリアがあります。
貨物の物流を支えるグレーの大地に浮かぶ、緑の島のようなこの一帯。
ここが南港ポートタウンです。

そしてその中心の少し東側にある団地が、南港わかぎの団地。
ポートタウンを東西に横切る交通網ニュートラムのすぐ南に位置する団地です。

まず心掴まれるのが、どこか近未来的な雰囲気を持つこの外観です。
ニュートラムが静かに行き交い、その向こうにタワーを眺める、この風景の中にたたずむその姿は、かつて日本が夢見た未来都市を見ているかのよう。

実際にこのポートタウンでは、そんな未来の都市像を現実化すべく、いくつかの試みがなされています。

その一つが「都市ごみパイプ輸送システム」。
この街の地下には、ゴミを空気圧で輸送するためのパイプが張り巡らされていて、建物の各階に設けられたダストシュートにゴミを入れるだけでゴミが処理場まで収集される仕組みになっています。

このシステム自体は今後の廃止が検討されているようですが、まさにSF映画に描かれた未来都市のようなシステムです。

またもう一つのシステムが、ノーカーゾーンの導入です。
このポートタウンの内部は、特別に許可された車両以外、進入が禁止されているそうで、街の外周で車と人間が分離される構造になっています。

周囲は、大型車両の交通量も多い、物流の一大拠点。
幹線道路も多く通る外部環境とこのポートタウンを隔離しているのは、街の外周を取り囲む緑地帯の存在です。

航空写真で見ても、ハッキリと見て取れるこの幅の広い緑のベルトは、環境的にも精神的にも、外の無機的で工業的な世界から人の暮らすこの街を守るための「城壁」として機能しています。

でもおそらくこの団地に心ひかれてしまうのは、その近未来的な姿だけないのです。

この団地が魅力的に映る要因は、その足下に広がる緑と、空が広すぎると感じるほどに余裕を持って配置された住棟の間隔にあります。

周辺環境とアクセス/二つの駅とショッピングセンター

団地へのアクセスは、南港ポートタウン線「ポートタウン東」駅から。
いわゆるニュートラムと呼ばれるのが、南港ポートタウン線です。

ニュートラムは、新交通システムとしては日本で2番目に造られた路線で、ゴムのタイヤを履いた車両が、無人の自動運転で静かに走るのが特徴。地下鉄中央線のコスモスクエア駅と、地下鉄四つ橋線の住之江公園駅を結んでいます。

運行間隔は、1時間に10本程度。
朝の通勤時間には、その倍の本数が走ります。

ニュートラムをポートタウン東駅で降りると、団地は目の前。

駅前には「ポートタウンショッピングセンター」があり、昭和の香りが漂う懐かしい雰囲気のショッピングセンターに、スーパーを中心として、生鮮食品の小売店から、飲食店に銀行、郵便局、区役所の出張所や、学習塾まで、50ほどの店舗が軒を連ねています。

昭和の終わりに開発された、この人工の街は、集合住宅と学校、そしてここでの生活を支える病院などの施設で構成されていて、この南港わかぎの団地以外にもURの団地や、市営住宅、市の公社の団地や分譲マンションが立ち並びます。

そしてそのどれもが、緑のいっぱいに広がる木々の中にポツポツと置かれるように配置され、印象的な風景をつくり出しています。

そんな風に、ポートタウンの中は、どこも公園のような木々で溢れていますが、この団地の西側には特に大きな公園があります。

ここは「南港地区公園」と呼ばれ、ポートタウンのほぼ中心に位置する公園。
真ん中には大きな広場があり、ここでは毎年「ポートタウン祭り」が開かれます。
ポートタウン祭りは、200軒ほどの屋台が並ぶという盛大なお祭りだそうで、街中の人が集まるのだとか。

街の中には、保育園や幼稚園から、小中高校はもちろん、大学もあり、病院やクリニックなども多数あります。

ポートタウンの周りには、コスモタワーや、ATC、インテックス大阪など、良く名前を見かける施設がいくつもありますが、日々の買い物環境としては先ほどのポートタウンショッピングセンターか、一つ隣のポートタウン西駅にあるスーパーやショッピングセンターになるでしょう。

ポートタウン西駅まででも、団地からは徒歩5~8分の距離。

最寄りのポートタウンショッピングセンターのスーパーは21時までですが、ポートタウン西駅のスーパーナショナルは23時半までなので、夜遅い方はこちらを使うのが良さそうです。

ココがポイント/不思議な距離感

住居としての印象がなかった、この南港の近未来型の人工都市。

そこにあるこの南港わかぎの団地は四つの住棟からなり、うち2棟はほぼ正方形の平面をした、立方体に近い形状。

この2棟が緑の中から立ち上がる姿は端正で、どこか日本ではないような雰囲気をたたえていて、ひかれてしまいます。

完全に人工的に配置されたこの街は、静的な印象を受けるほどに建物の間隔が広く取られ、その周りを緑が取り囲む風景は、他ではあまり目にすることのない雰囲気。

それは郊外でもないし、市街でもない、不思議な街。

大阪の中心部、難波や梅田からの距離も、電車で40分前後と、都会に住むという印象とも異なっているけれど、郊外に住む不便さもありません。

天保山の海遊館など、遠くからも集客をするような施設が周囲にはいくつもあるのに、この街に流れるのどかな空気感は独特で、まさにこの場所にしかない雰囲気。

当初はかなり人工的だったであろうこの街も、新しい自然とも呼べるほどに、木々の緑が大きく育ち、どこかユートピア的な雰囲気を醸しています。

緑が大きく育ったこれからが、この街にとって良い時期になるのかもしれません。

借り方のコツ/夕日とキリンとお祭り広場

団地の4棟の住棟は、実はすべて「ツインコリダー」と呼ばれる形式で、東の2棟が先ほどのキューブ状の住棟。西の2棟は南北に長い、いわゆるツインコリダーらしい形をしています。

その外観からひかれるのは東側のキューブ2棟。
このかっこいい建物に住みたいという衝動に駆られるところなのですが、室内からの眺めなどを考えると、実は西側の2棟の西向きの部屋を選ぶのが賢い選択なのかもしれません。

目の前には大きな公園、その向こうの集合住宅群を超えて、コスモタワーや、港のクレーン通称「キリン」が見え隠れする景色。

沈む夕日を背景にこんな眺めを楽しむのが、お薦めの借り方かもしれません。

西側の公園ではポートタウン祭りも開かれるので、これを上から眺めるのもまた一興か?

東側のかっこいい2棟を選ぶのであれば、北側の棟の北側の部屋か、南側の棟の南側、どちらも上層階をお薦めします。

ちなみに、ポートタウンの中には、他にも団地がいくつかあり、2LDK、3DKの部屋など、違う広さや家賃帯の物件もあります。この南港わかぎの団地内に、「南港ポ-トタウン総合案内所」があり、ポートタウン内の他の団地もここで下見が可能です。(URの団地のみの対応です。)

この団地の詳しい物件情報、入居申し込みはこちら

団地詳細情報ページ

お問い合わせ先(空室確認・住宅の仮予約・内覧ができます!)
南港ポートタウン総合案内所 06-6614-0350
(10:00~17:00 水休み)

UR団地の借り方のコツはこちら


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