
千里青山台団地
所在地 | 大阪府吹田市青山台1-2 他 |
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家賃 | 34,200円~93,700円 |
面積 | 24平米~64平米 |
交通 | 阪急千里線「北千里」駅 徒歩7分/北大阪急行「千里中央」駅 徒歩20分又はバス10分 徒歩1分 |
築年数 | 1965年8月~1968年4月 |
総戸数 | 1,846戸 |
団地概要/放牧されたポイントハウスたち
1970年の大阪万博開催を目指して整備された千里ニュータウン。
それは、日本初の大規模なニュータウン開発でした。
そんなニュータウンの中で、最も北の地域に造られたのが、この千里青山台団地です。
万博の会場は、公園となった今でも、地元だけでなく全国から観光客が訪れます。
そんな敷地から北西へ2km程の場所に、この広大な団地は建設されました。
完成したのは万博開催の2年前。ニュータウンの誕生から6年後のことです。
「北千里」駅の駅前から始まり、西側へと広がるこの千里青山台団地。
いくつかの特徴があるのですが、何といっても一番は、高低差のある広い敷地です。
南東向きの大きな斜面になった、日当たりの良い丘陵地。
その地形をそのまま生かすように、全74棟の建物がここに配置されています。
時に息切れしてしまうほどの急傾斜もある、大きな丘。
斜面ならではの日当たりに木々が大きく枝を広げる中、並べられた四角く素朴な建物。
牧歌的な雰囲気の漂うその風景は、まさに団地ならではのものです。
そして、そんな広い団地は大きく三つのエリアに分かれています。
配置図や地図で見ると分かりやすいでしょうか。
まず一つ目が駅前。弧を描くように建てられた住棟が、一つだけある部分。
そしてそこから北側に中学校を挟んで、公園に隣接するC-1~10号棟のエリア。
さらに一番大きなエリアが、幅の広い道路を挟んで、西側に広がります。
この一番大きなエリアだけで、青山台一丁目という住所が完結してしまうほどの広さ。
小さな四角の並ぶ帯が2列、南北に通っているのが配置図で見て取れると思います。
ここに並んでいるのは、通称「ポイントハウス」。
コロッとかわいい形をした建物です。
マスコット的なその姿は、団地の風景の中のアクセントになっています。
のどかな斜面に、ポツポツと並べられているポイントハウスは、まるで放牧でもされているかのよう。
他の団地でも、数が少なくなり貴重な存在となってきた、ポイントハウス。
ここまで絵になる風景に納まっている姿には、なかなか出会えるものではありません。
しかもポイントハウスが配置されているのは、敷地の中でも斜面がひときわ急になる部分。
傾斜が急でも建てやすい、この建物の形状も生かした配置になっています。
周辺環境とアクセス/実は2駅
最寄りの阪急千里線「北千里」駅を降りれば、団地は目と鼻の先。
一番近い住棟まで2分。遠い住棟だと15分の距離です。
大阪の中心部へは、ここから「淡路」駅を経由して梅田まで。
乗り継ぎなしの直通電車もあって、約30分程度の距離です。
あるいは、地下鉄堺筋線に乗り継いで「南森町」駅や、「堺筋本町」駅、「日本橋」駅方面へも。
また駅前には、「dios北千里」という商業施設があって、買い物も便利。
イオン、ピーコックに、阪急オアシスと、スーパーがこれでもかと三つも入っています。
他にも飲食店からクリニック、銀行などの各種サービスまで、テナントは合計80以上。
さすがニュータウンのターミナル駅、という便利さです。
この近さと便利さは、もう十分とはいえるのですが……。
実は、もう一つ利用可能な駅があります。
それは北大阪急行の「千里中央」駅です。
こちらはバスで10分と、団地からは少し距離があります。
しかし東西に広い団地の敷地。一番西の辺りだと、この駅まで徒歩でも17分程度。
実はどちらの駅もあまり変わらない距離になってきます。
「千里中央」駅からは、「梅田」駅まで約19分。
そのまま「なんば」駅まで直通、「新大阪」駅も近く、モノレールに乗れば伊丹空港へも。
大阪市内へはもちろん、他の地方へのアクセスも磐石です。
目的によって、こちらも使い分けるのが良いのかもしれません。
ちなみに、「千里中央」駅には「千里セルシー」や「せんちゅうパル」という商業施設があります。
こちらもかなりのテナント数があり、買い物などに便利。
ダイエー、無印良品、TSUTAYAから、100円ショップ、ドラッグストア、ファミリーレストランまで。
さらに阪急阪神百貨店の千里阪急もあって、ターミナル駅として整備されています。
団地の周辺には、ニュータウンらしく、他の団地や、一戸建てが立ち並ぶ住宅街が広がります。
そしてこの街に暮らす人々の憩いの場となる、公園や緑地も充実。
航空写真で見ると、団地のある一帯を取り囲むような緑が見えますが、これは千里緑地の木々。
さらに団地に接するように「青山公園」、「くちなし公園」、「樫ノ木公園」という公園があります。
団地の北側には、公立の小・中学校、南側に公立の保育園もあって子育て環境も充実です。
ココがポイント/団地の中を楽しむ
周りには大きな公園がいくつもあり、さらにその周りを緑地が取り囲む住環境。
でもわざわざ外に出なくても、団地の中には木々が大きく育ち、まるで公園のようです。
住棟の間を抜ける緑の小道を歩けば、どこか高原にでも来たような気分。
また車の動線と人の歩く道が分離されているので、広い団地を安全にどこまでも散歩できます。
団地内には大小さまざまなプレイロットが至る所につくられていて、子供たちが遊び回る姿も。
安全な団地の中なら、子供を伸び伸び遊ばせることができそうです。
ただし、住戸は40平米台が中心で、最大でも64平米まで。
小さいお子さんがいる家庭にお薦めといえそうな団地です。
ちなみに、間取りのバリエーションはかなり豊富で、1DKから最大4DKまで。
そしてこんな豊かな住環境なので、休日を家で過ごしたいという方にも。
わざわざ出かけることなく、家にいながら公園や高原にいるような気分が味わえます。
また家で働くような仕事の方にも、この環境は満喫してもらえると思います。
さらに2014年からは無印良品が手がけるリノベーションがこの団地でもスタート。
「MUJI×UR」の住戸がいくつかつくられています。
無印良品の提案するシンプルなスタイルを好む方にも、この団地の住環境を楽しんでもらえます。
そして、もちろん元々の団地のレトロさが好きだ、という方にも。
借り方のコツ/ポイントハウスを狙い撃ち
やはり住んでみたいのは、ポイントハウス。
真四角の住棟は、各階2戸ずつなので、3方向に開口が取られています。
そのため、かなり開放感のある暮らしが楽しめます。
さらに、ポイントハウスはほとんどが傾斜地にそのまま置かれるように立っています。
だから住棟の間隔が広く、斜面で見晴らし良い環境を、たくさんある窓から満喫できます。
またポイントハウス以外の住戸で探すなら、前の住棟との間隔や高低差で選ぶのがお薦め。
とても起伏に富んだ地形を、なるべくそのまま生かすように造られたこの団地。
基本の配置は、南向きにほぼ等間隔ですが、地形に合わせるために変化が出てきます。
そうやってできた間隔の広い部分に面した住棟を、狙ってみるのが良さそうです。
さらに敷地は南東向きの斜面なので、最上階の5階では開放感ある暮らしが楽しめます。
そして隣接する青山公園や、樫ノ木公園を眺める住戸も高原気分をさらに盛り上げます。
最後に、駅前にある大きな住棟、C-74号棟も。
緑に囲まれる暮らしはできませんが、何しろ駅前、高層なので、利便性と眺望は団地内一です。
お問い合わせ先(空室確認・住宅の仮予約・内覧ができます!)
千里青山台現地案内所 06-6873-7833
(10:00~17:00 水休)
千里青山台管理サービス事務所 06-6872-3639
(10:00~12:00、13:00~16:00 水土日祝休み )