
境川住宅
所在地 | 東京都町田市木曽東2 他 |
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家賃 | 36,000円〜59,600円 |
面積 | 32.85平米〜51.74平米 |
交通 | JR横浜線「古淵」駅 徒歩10分/小田急小田原線「町田」駅 バス7分 徒歩1分 |
築年数 | 1968年12月〜1969年6月 |
総戸数 | 2239戸 |
団地概要/川が育む環境に寄り添って
町田市を源に、東京と神奈川の境界に沿って流れ始め、江ノ島付近で相模湾に注ぐ境川。
その上流部にあたるのどかな川沿いに、南北に長く敷地を広げるのがここ境川住宅です。
5階建てで統一された住棟は、合わせて50棟。
境川と平行に、町田駅からまっすぐ伸びるバス通りを歩いてみると、
途切れることなく続く住棟の多さに、この団地のボリュームを実感させられます。
といっても、よくよく見ると、完全に同じ形の建物が建ち並ぶわけではなく、
住棟の大きさは、横に長い大きなものから10戸サイズの小規模なものまで。
そして、すっきりとした顔の棟があれば、バルコニーがせり出て凸凹した棟もあり、
小窓の多い棟もあれば、配管が外壁を這いにぎやかな表情を見せる棟もあったりと、
外観のバリエーションがいくつかあることに気付きます。
大きな給水塔も、団地の風景を飾るシンボルとなっていて、
敷地内の中央部と北側の敷地境界に、合わせて2つあります。
どこにいてもひょっこり顔をのぞかせるので、位置関係の目印にもなり、
目の前にした住棟では、室内から迫力満点のシンボルを見上げることができます。
植栽の緑や花が多いのはもちろんのこと、敷地の西側に流れる境川のほとりは、
のんびりとした時間と景色に包まれ、心休まる環境を与えてくれます。
周辺環境とアクセス/都心に頼らずとも
多摩地域で一番の商業地と言ってもいい町田駅は、
都心に頼る必要もないくらいあらゆるものが揃っていて、
デパートにスーパー、若者向けのファッションビル、東急ハンズにドン・キホーテ、
家電量販店や映画館など、数々の商業施設を備えた立派な繁華街です。
ここ境川団地は、町田駅からバスに揺られて10分ほどの距離。
大げさかもしれませんが、ことお買い物に関しては、
新宿や渋谷からバスで10分の感覚と変わらず過ごせそうな頼りがいのある立地です。
通勤に関しては、町田駅から新宿まで電車で50分ほど、横浜まで40分ほどと、
ニ方向の移動が見込める立地。通勤時間帯は頻繁にバスがやってきますし、
町田駅から1:00過ぎの深夜バスに乗り込めば、タクシーを使うことなく帰れます。
一方、最寄りとなる古淵駅からは、苦もなく歩いて行き来することも。
おとなりが町田駅とあって、賑わいのある駅でありませんが、
ファミレスやコンビニをいくつか通り過ぎると、ほどなく境川が見えてきて、
橋を渡るとすぐ団地の中央部に到着します。
団地の中央部から、どの棟に住まうかで徒歩距離は大きく変わりますが、
混雑時間帯のバス通勤と違って、駅までの時間が読みやすかったり、
毎日川を愛でたい人には、古淵駅までの徒歩ルートがいいかもしれません。
団地内には小さな商店がいくつかとドラッグストアがあり、
近所にスーパーもあるので、最低限、日々の買い物に困ることはなさそうです。
自転車があれば、町田駅までの買い物が身近になりさらに自由度を増します。
敷地の端と端には保育園・幼稚園があり、周囲には小・中学校も。
取材時には、幼稚園のこどもたちが先生に引き連れられ公園で戯れたり、
遠足のように列をなして団地内を練り歩くかわいい姿に遭遇しました。
ココがポイント/川も街も身近に
ポイントはやっぱり川。
敷地に隣接した川沿いの道は、ところどころ大きく育った樹木が木陰をつくり、
のんびりと散歩をする人や、ランニングに勤しむ人たちの姿を見つけたり、
川の中を覗き込むと、鯉の群れや日光浴をする亀が驚くほどたくさんいます。
対岸には神社をはじめ、森のように緑あふれるゾーンが重なり、
境川を取り囲む豊かな環境を前にして、ひととき日常の忙しさを忘れ、
どこか遠い故郷に帰ってきたような原風景に出会うことができて。
川に面した団地の芝生広場も、朝からお年寄りたちのグラウンドゴルフに使われ、
通勤の道すがら眺めるだけで、つい笑顔がこぼれるような幸せ気分に包まれます。
季節を存分に感じられる川沿いの環境と、一方で離れがたき刺激のある商業地域を、
身近な距離感で同時に手に入れられる勝手のよさが、境川住宅の魅力です。
借り方のコツ/行って楽しむか見て楽しむか?
30-40平米のサイズが中心となっている境川住宅は、
いちばん大きな部屋で50平米ほど、しかも戸数が限られているので、
このサイズを狙うファミリーとなると、自ずと部屋が限定されてきます。
単身や二人暮らし世帯であれば、住棟の選択肢はかなり幅広く、
希望の階数が空いている住棟に思い切って飛び込むか、
川との関係性、どこかへのアクセス重視、が主な切り口に。
川沿いの団地ではあるものの、実は川と敷地との境界には植栽やフェンスがあるので、
川沿いの道へ直接アクセスできるポイントは何箇所かに限られています。
それゆえ、日々川に足を運びたい人には、古淵駅へ向かう橋に近い15・16号棟周辺、
小さな通行口のある46号棟周辺が川ライフの近道になりそうです。
川沿いの緑豊かな景色を部屋から楽しむのなら、川沿い住棟全般対象になりますが、
前方に間合いのある41号棟と5・6号棟あたり、上層階が狙い目かもしれません。
個人的には、この切り口がいちばんぐっときます。
町田駅へのアクセスを重視するなら、バス停に近い4号棟・ 18号棟の周辺を。
幼稚園・保育園・公園への近場を狙うのもひとつの手ですし、
マニア向け、給水塔を間近に望むのなら33号棟と50号棟、
静けさと隔離された雰囲気を楽しむなら1号棟は穴場かも、と。
検討対象は目的によってかなり分散するので、まずは現地をよく歩き回って、
各々の生活に合わせた好みの位置取りを模索してみてください。
お問い合わせ先(空室確認・内覧ができます!)
東京都住宅供給公社 公社住宅募集センター 03-3409-2244
(9:30〜18:00 日・祝休、※土曜日の祝日は休業)