
香里団地D地区
所在地 | 大阪府枚方市香里ヶ丘9 |
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家賃 | 24,500円〜60,300円 |
面積 | 25平米〜48平米 |
交通 | 京阪本線「香里園」駅 「京阪香里園」より京阪バス15分「新香里」下車徒歩1分/京阪本線「枚方公園」駅 「枚方公園駅前」より京阪バス15分「新香里」下車徒歩1分/京阪本線「枚方市」駅 「枚方市駅」より京阪バス15分、「新香里」下車徒歩1分 |
築年数 | 1960年6月~1968年2月 |
総戸数 | 1,504戸(D地区) |
団地概要/丘の上の魅惑の住棟
京阪本線の香里園駅、枚方公園駅、枚方市駅からそれぞれ京阪バスで約10分〜15分。
なだらかな丘をバスで上ると、そこには色んな年代に建てられた個性豊かな団地群が広がってきます。
入居開始は1958年のこの香里地区ですが、建替えが進んだ現在、古き良き住棟が残っているのは、西側にある「香里D地区」と、反対の東側にある「香里E地区」のみ。中心部は建て替わった団地と、賑やかな商業施設のエリアになり、新しい街並みをつくり始めています。
バス停を降りてD地区を望むと、まず目に飛び込んでくるのは「ツインコリダー型」の高層住棟「D-50」棟。シャープかつ城塞のような刺激的なフォルムに、青とグレーの色合いが落ち着いた雰囲気を加えています。
さらに横に目をやると、宙に浮いたような印象を与えるピロティ付きの中層住棟「D-51」。思わず「デコイチ」と呼びたくなるこの住棟。「D-50」の縦へ伸びるフォルムに対し、この住棟は横へ伸びるフォルムが印象的で、大きな木々の間から顔をのぞかせる感じがなんともセクシーです。
吸い寄せられるように、さらに団地の奥へ入っていくと、そこにはもはや絶滅危惧種となった「スターハウス」。丘の斜面や大きな木々と調和し、表情が豊か。どの角度から見ても可愛らしいです。
スターハウスの周りには、通称「カマボコ」といわれる4・5階建の「階段室型」の住棟。
住棟は起伏のある丘の上にポンと置かれるように、規則正しく並べられ、程よいリズムが生まれています。
こんな風にさまざまなタイプの住棟があるのに、統一感が見られるのは、住棟の間に植えられた木々や小さな公園のおかげかもしれません。敷地内にも、周りにも、緑が多く、団地の丘がどこまでも続いていくようです。
このD地区は、将来的には団地再生事業を予定しており、今は定期借家の募集に限定されていますが、これからも永く愛され続けていくのだろうなと、感じさせてくれる団地です。
香里団地は、管理開始当時からある「香里D地区」と「香里E地区」が、新しく建て替わった「香里ヶ丘さくらぎ街」、「香里ヶ丘みずき街」、「香里ヶ丘けやき東街」に、西と東から寄り添うように配置されています。
まるで、若い子どもたちを見守る両親のよう、さまざまな世代が行き交うこの街を象徴しています。
豊かな歴史を持つこの街では、さまざまな年代の建物が立ち並び、さまざまな世代が住み、程よいスピードで団地が循環しているのです。
周辺環境とアクセス/駅からバス圏。郊外の団地でも買い物は◎
バス圏の郊外団地ですが、香里ニュータウンともいわれた大きな団地だけに、生活はしやすい環境です。
このD地区の最寄りのバス停は、京阪バスの「新香里」。
京阪本線の香里園駅、枚方公園駅、枚方市駅からそれぞれ京阪バスで約10〜15分。
平日も休日も各駅と香里地区を結ぶバスが頻繁に運行しています。
バス停でいえば、その「新香里」から東へまっすぐ、「けやき1番」あたりまでの大きな通りが、香里地区でいちばん賑やかな場所です。スーパーや飲食店が入っている複合施設、パン屋やイタリアンなど、さまざまな店が並びます。郵便局や銀行もこの辺り。
そしてスーパーの裏には図書館と緑が多い香里ヶ丘中央公園、保育所、幼稚園も。
D地区は、すぐ近くに子育てにうれしい施設が多く、バス停も目の前なので、共働き世帯にも良い環境です。
また街路樹が多いのも特徴です。ケヤキ、イチョウ、サクラ、トウカエデ、キョウチクトウ、シダレヤナギといった木々が、入居開始当時から700本以上植えられており、時を経て大きく育っています。
ココがポイント/起伏がつくり出す表情
とにかく地形を生かし、起伏のある丘にポンと置かれたかのような住棟が特徴的。
4階建ての階段室型の住棟は規則正しく並んでいて、まるで段々畑のよう。高さが4階までなのも手伝って、見ていてほっこりします。
地図で見ると、建物が規則的に並びすぎているように見えますが、住棟の間に木々や小さな遊び場があることで、団地の風景に程よいリズムと豊かな表情が生まれています。
そして、なんといってもスターハウスは、いい!
もはや絶滅危惧種。
残っているだけでも貴重なのに、この団地のスターハウスは住めるのです。
三角形のかたちに折れ曲がった階段や、踊り場からのぞく木々、ドアノブなど、全てが可愛らしく、いとおしい。
室内はどれもレトロな内装を残しつつ、きれいにリニューアルされています。
D地区は古いからこそ、キッチンの戸棚やトイレの照明、和室の柱、何度も塗り重ねられたペンキなど、愛すべき内装がたくさん。新築ではつくり得ない表情、長い時間をかけてつくった表情に、心奪われてしまいます。
借り方のコツ/憧れのスターハウスを。
まず、D地区の募集は、契約期間が約3年に定められている定期借家の募集であることをご理解ください。期限付きで更新ができませんが、その分家賃が抑えられています。
募集住宅も限定されていますが、どの棟も、住棟の間に植えられた木々や住棟の見え方が異なるので、その中から自分が好きな部屋を見つけるのも一つの楽しみかもしれません。
バス停が目の前で、大きな木々に囲まれたD-51号棟はおすすめです。
この棟の南側は、緑が多い丘になっていて、窓の先は緑でいっぱい。
他にもポイントハウスのD-41、42、43号棟もおすすめです。
そしてスターハウス。
スターハウスは全部で4棟ありますが、特にD-40号棟の窓の先には、しびれる外観のD-50号棟が。毎日これを見れるのかと思うと、よだれが出てきます。
室内も、もちろんレトロで愛すべき内装を残しながらリニューアルされています。
現存する団地の中でも古い部類に入るこの団地。
契約期間は限定されますが、スターハウスに住めるのは貴重だと思います。
憧れの住棟を、今のうちに!
お問い合わせ先(空室確認・住宅の仮予約・内覧ができます!)
UR香里サービスセンター 072-853-2070
(9:30〜17:00 水休み)