団地詳細情報

取手井野団地


  • ごくごく一般的な5階建て階段室型の古い団地。
    平地にランダムに建つ住棟の間に、ポケットパークや子供用プール、そして桜や芝生が心地良く配置されています。
    ただし、普通の団地とあなどるなかれ。
    電気、水道、ガス、アート完備?
    ここに住むアーティストたちが団地で奇妙なことをしていても、温かく見守ってください。参加はもちろん大歓迎!
所在地 茨城県取手市井野団地
家賃 38,000円〜49,000円
面積 40平米〜52平米
交通 JR常磐線「取手」駅徒歩15分又はバス5分徒歩1分
築年数 1969年6月~1969年9月
総戸数 1698戸



団地の敷地はかつての池の形をそのまま引き継いでいる

きれいに整った背の高い垣根と団地

かつての商店街をリノベーションした赤い壁が目印の井野アーティストヴィレッジ

2011年10月に行われた「いこいーの+Tappino」のオープニングイベントでは、リノベーションを担当したOpen A・馬場正尊もトークゲストとして参加

団地から徒歩圏のスーパーマスダ

2008年の取手アートプロジェクトでは、団地の部屋がアートに!

団地内の掲示板をよく見てみると、小さなアートが……!

「いこいーの+Tappino」の壁にはアートなイベント情報満載

3DKタイプの間取り。40年代団地なので洗濯機の置き場に困る部屋もあるのでご注意を!

団地概要/アートのある団地

平坦で変形な敷地に、ランダムに階段室型住棟が立つ取手井野団地。
「取手市井野団地」という住所が示す通り、以前は敷地の形をした池でした。
そこを干拓して開発されたのが、この団地だそうです。

クリーム色の壁にオレンジの階段室が映える、可愛らしい住棟。
赤、青、緑の北欧のような差し色がクールな住棟。
中には「ポイントハウス」もちらほら。

木々の配置も場所によってさまざま。
住棟を囲う背丈の高い垣根、団地中央の水路沿いには桜並木、芝生の緑と住棟のコントラストも、のほほんとした風景をつくり出しています。

そんな井野団地の中心部に、一際目立つ赤い建物があります。
ここは、かつて商店街として使われていた店舗付き住宅。
それがリノベーションされて、今は「井野アーティストヴィレッジ」という、アーティストのアトリエが集まる建物になっています。

日本全国数多団地はあれど、「アート完備」と銘打った団地はたぶんここだけ。
現在20組のアーティストが入居しているそう。
中にはメジャーなアーティストも……。

そのアーティストヴィレッジの横には、取手アートプロジェクト(以下、TAP)と自治会が共同運営する「いこいーの+Tappino」というカフェがあります。

ここは子どもからお年寄りまで、幅広い世代の住人が誰でも使えるコミュニティカフェ。
使用料の100円を払えば、お茶を飲んだり、ボランティアの方や住人とコミュニケーションができます。

また、このカフェには定期的に通ってくるアーティストがいて、週末はアートなイベントが行われてることも。

健康的な呼吸法を教えてくれるワークショップや、住民の「得意」なことを集めて交換したり、「得意」を使ったイベントが開かれたり。

子どもからお年寄りまで楽しんで参加している人も多いようです。
まるで、ちょっと立ち寄りたくなる団地のダイニング的存在。

とにかくこの団地、日常にアートが侵食しちゃっているのです。

高齢の方も実はアートに寛容らしく、アーティストがなにかをやっていると積極的に声をかけ参加してくれるほど興味津々。

アーティストと住民が、この団地ではアートで垣根なくつながっています。

周辺環境とアクセス/日常とアートのほどよい距離感

取手駅からはJR常磐線快速で上野まで40分。
取手始発も少なくないので、座って通勤も可能です。

駅から団地までは徒歩や自転車というよりは、車がメインの交通手段。
といっても、10分かからない距離です。
井野団地と駅を循環するバスも10分ごとに出ていて、割と交通の便は悪くないです。

近くを流れる利根川の河川敷は、のびやかさが気持ちいい休日のレジャースポット。

1999年には東京芸大がキャンパスの一部を取手に移しました。
都会から離れすぎず、でも静かに広々と創作活動ができるという点では、アートへの親和性が高い土地なのかもしれません。

現在、団地には芸大生やアーティストもちらほら住んでいる様子。

子育て世帯も多く、いこいーの+Tappinoのまわりには、子どもたちがよく遊んでいます。

また、幼稚園、小学校、中学校は歩いてすぐ。
日常の買い物は徒歩圏にスーパーの「マスダ」がありますが、車で5分ほどの所にも別のスーパーやホームセンター、ドラッグストアなどいろいろ揃っています。

団地内には診療所もあり安心。
デイケア施設もあるので、高齢の親と子二世帯で住むという選択もあるかもしれません。
昔は産婦人科もあったほど、団地生まれの子どもたちが多かったようで、中には生まれ育った団地に戻ってきて住む人もいるみたいです。

学生、アーティスト、高齢者、子育て世帯……。
いろんな世代の人々が住んでいる、まさに多世代居住団地です。

ココがポイント/アート×団地=……?

団地内ではTAPを中心に、アーティストによるさまざまな仕掛けやイベントが催されています。
また、いこいーの+Tappinoや井野アーティストヴィレッジのあるショッピングセンターのまわりだけでなく、団地全体がアートのキャンバスになるときもあります。

団地を見渡すと、その気配に気づくはず。
いたるところにフェルトでつくられた小さな文字の旗をみつけたり、掲示板にはいこいーので行われるアートイベントの告知や、団地を題材にしたマンガが飾ってあったりします。

ときにはアート作品が突然置いてあることも……。

また自治会主催のイベントも多くて、餅つき大会や夏祭りなどが開かれます。
さらにTAPと共同で、「井野団地音頭」なるものまでつくってしまいました。
夏祭りの盆踊り大会ではこの井野団地音頭を踊ったり歌ったり。

日々変わり続ける取手井野団地、その変化を楽しんでみては?

借り方のコツ/つながりを生かして団地を住みこなす

団地の間取りは、一般的な2DK~3DKタイプ。
40~50平米前後で揃っているので、単身から若い子育て世帯までわりと住みやすい間取りで、お年寄りが1人で住んでいる場合も多いです。

なにより、この団地を住みこなすには、日々行われているさまざまなコミュニケーションの場をうまく使うこと。

いこいーの+Tappinoを訪れて住民とおしゃべりしたり、アーティストや自治会主催のイベントに参加してみたり、アーティストヴィレッジを覗いてみたり……。

人とつながる場や機会をうまく使うことで、自然と知り合いや友だちが増えていくはずです。

団地に住む魅力のひとつは、たくさんの人が集まって住んでいること。
だから、住民どうしのつながりやコミュニケーションが容易にできてしまいます。
そして、ここほどそれに恵まれている団地はないといえるかもしれません。

また住民だけのつながりでなく、TAPやアーティストという第三者が団地に関わることで、彼らがハブになり、人の輪を広げています。

こんな温かなコミュニティの中に住む。
それは団地でしか実現できないライフスタイルかもしれません。

この団地の詳しい物件情報、入居申し込みはこちら

団地詳細情報ページ

お問い合わせ先(空室確認・住宅の仮予約・内覧ができます!)
UR賃貸ショップ取手駅前 0297-77-5600
(9:30~18:00 水休み)

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