text= 編集部/photo= 平野 愛(FLAT-FIELD PHOTO STUDIO) ※図版キャプションにクレジット記載のあるもの以外すべて
「団地のこれからについて一度語り合いませんか?」
どちらともなく、そんなことを言い合ううちに座談会を行うことになりました。
UR西日本支社の中堅職員と団地R不動産メンバーの面々。さてどんな話が飛び出すか。


UR西日本支社のミーティングルームへ移動して座談会開始。
座談会出席者
UR西日本支社/
岩城亨:総務部広報担当(当時)現在は北九州住宅管理センター管理課)
岩田雅人:住宅経営部 管理企画チーム
小正茂樹:住宅経営部 営業推進第2チーム
餅修司:住宅経営部 ストック活用・ウェルフェアチーム

団地R不動産/
馬場正尊、千葉敬介、大我さやか

◆まずはお互い自己紹介

大我:今日は団地の未来について語り合おう、ということでUR西日本支社の中堅職員のみなさんと団地R不動産の運営メンバーとでお集まりいただきました。
まずは双方自己紹介。

UR西日本支社のみなさん


岩城亨 50歳。広報。ずっと団地暮らし。始めはテラスハウス。それから中層。今度は、単身赴任で、九州の団地に住むことになっている。

岩田雅人 39歳。部内の調整やお客様対応が仕事。東京にいた時代は30年代につくられたレトロ団地に住んでいた。他に住んだことがあるのは、寝屋川団地。



小正茂樹 35歳。入社12年目。募集PR担当。長くお客様対応をやってきた。設備とか建築の知識とか、幅広い知識がある。

餅 修司 34歳。入社11年目。ずっと設計畑。東京にいた時に、いろんな建築家さんと団地をつくりました。


東京R不動産のメンバー


馬場正尊 43歳。小学校の頃は毎日団地を通って通学していた。いつも団地と団地のスキマで遊んでいたのが思い出。今回、観月橋団地のリノベーションに関わって数十年ぶりに団地に入った瞬間、その思い出が一気に甦った。

千葉敬介 39歳。団地R不動産に参加する前から団地大好き。小学生のときは鶴川団地の隣りに住んでいた。その頃の自分にとっての行動範囲はほぼ団地の敷地内。そこから出ることは子どもの自分にとって、「世界の外側に足を踏み出すくらいの」ドキドキがあったのを記憶している。

大我さやか 26歳。生まれて20年以上、団地と無縁で過ごす。しかし観月橋団地のプロジェクトに関わってからというもの、急速に団地への興味を深めることに。「このレトロ感、何とも言えずいとおしい・・」。駆け足で団地好きの階段を駆け上がっている真っ最中。