団地雑記帳

10月、東京と大阪でURのシンポジウムに参加します

2017年9月26日

東京と大阪で開催するUR都市機構のシンポジウムに参加します。ジャーナリストの佐々木俊尚さんをはじめ、アーティストのアサダワタルさんや北澤 潤さんなどなど、これからの時代に一石を投じる活動をされているみなさんとのディスカッション、お時間があればぜひ。

URシンポジウム2017まちの魅力の引き出しかた

10月に東京と大阪で開催される、UR都市機構のシンポジウムに参加します。

団地のことだけでなく、地域や暮らし、コミュニティのこと、そしてその主役である人のこと、それぞれが生き生きと魅力的であるためのヒントを、素敵な登壇者の方々と一緒に探ってみたいと思っていますので、お時間があればぜひ。無料です。

東京ではコーディネーターという立場で、パネリストの方々にお話をお聞きします。

登壇していただくのは、作家・ジャーナリストとして活躍されている佐々木俊尚さん、アーティストの北澤 潤さん、そしてローカルライフマガジン『雛形』の編集をしている森 若奈さん。

URシンポジウム2017まちの魅力の引き出しかた

佐々木さんは説明不要かと思いますが、ボクらが企画・編集をした本『団地のはなし』でもジェーン・スーさんと対談をしていただき、とても興味深い議論を繰り広げていただきました。そんなご縁で、今回も登壇していただけることに。

北澤さんは、団地を舞台にした「リビングルーム」や「サンセルフホテル」というアートプロジェクトを立ち上げ、それを団地以外の地域や、海外でも展開。その活動は、地域の人たちの暮らしに寄り添いながらも、人が集まって暮らすことの力や本質を、ボクらが想像もしない形で見せてくれます。

森さんは、『雛形』というウェブサイトを通して、「人」に徹底的にフォーカスした取材をし、そこ向こうにある地域や社会の魅力、そして課題までも浮き彫りにするような活動をしています。そしてボクらが手がけた『団地のはなし』と『暮らしと。』という2冊の本を編集してくれた、頼もしい仲間でもあります。

今回のパネルディスカッションでは、地域で暮らすこと、集まって暮らすことと向き合ってきたみなさんの目から見た、これからの地域のあり方と、そこで団地が果たすべき役割や、これからの時代に団地が魅力を持つための方法を考えてみたいと思っています。

そして大阪では「OURS.KARIGURASHI MAGAZINE」の編集を手がける竹内 厚さんのもと、不動産分野でキラッと光る活動を続けている岸本千佳さん、アーティストであり文化活動家であるアサダワタルさんと一緒に、「団地からまちへ、まちから団地へ」というテーマで話をします。

興味深い活動をされているみなさんとのディスカッション、めちゃくちゃ楽しみです。

(東京R不動産 千葉敬介)

平成29年度 UR ひと・まち・くらしシンポジウム 「まちの魅力の引き出しかた」

<東京会場>

日時:2017年10月11日(水) 13:00~18:55
 ※パネルディスカッションは17:45~18:45

出演:佐々木俊尚さん、北澤 潤さん、森 若奈さん、千葉敬介
会場:日経ホール
住所:東京都千代田区大手町1-3-7(MAP)
入場料:無料

<大阪会場>

日時:2017年10月18日(水) 13:00~18:20
 ※パネルディスカッションは17:10~18:10

出演:竹内 厚さん、岸本千佳さん、アサダワタルさん、千葉敬介
会場:阪急うめだホール
住所:大阪府大阪市北区角田町8-7 阪急百貨店うめだ本店9階(MAP)
入場料:無料

ホームページ
UR都市機構|平成29年度URひと・まち・くらしシンポジウム

大阪・京都での刊行イベント詳細が決定!

2017年4月17日

先日発売された本『団地のはなし』の刊行イベント。
大阪と京都の詳細が決まりました。
同じく3月に出た本『#カリグラシ』と合同での開催。
各回2人ずつのゲストを招いて、盛りだくさんで開催します!

cover_obi_430.jpg

大阪と京都での刊行イベント、詳細が決定し、予約の受け付けが始まりました!

ウェブサイト「OURS.KARIGURASHI MAGAZINE」が出した本、『#カリグラシ 賃貸と団地、貸し借りのニュー哲学』と、R不動産の『団地のはなし〜彼女と団地の8つの物語〜』の、2冊合同での刊行イベントです。

大阪・京都それぞれゲストが2人ずつ。

大阪では、デザイナーであり団地暮らしの経験もある原田祐馬さん(UMA / design farm代表)と、UR都市機構の小正茂樹さんをお迎えします。

京都では「KYOTO ART HOSTEL kumagusuku」を手掛けたアーティストの矢津吉隆さんと、“新世代の不動産プランナー”として活躍する岸本千佳さんが登壇してくださいます。

各回ともに、団地R不動産からは千葉が、OURS.KARIGURASHI MAGAZINEからは竹内 厚さんが参加します。

団地と賃貸をテーマにした2冊の本ですが、トークイベントではその枠を超えて、暮らしや建物、地域のこれからの可能性についても、お話しできたらと思っています。

お時間があれば、ぜひ遊びに来てください。

『団地のはなし〜彼女と団地の8つの物語〜』(青幻舎)

『#カリグラシ 賃貸と団地、貸し借りのニュー哲学』(ぴあ)

『団地のはなし』『#カリグラシ』合同刊行トークイベント

<大阪>
「団地の物語とニュー哲学」

日時:2017年4月30日(土) 12:00~(11:15開場)
出演:原田祐馬さん、小正茂樹さん、竹内 厚さん、千葉敬介
会場:スタンダードブックストア 心斎橋 BFカフェ
住所:大阪府大阪市中央区西心斎橋2-2-12 クリスタグランドビル(MAP)
参加費:1,000円(1ドリンク付)
参加方法:スタンダードブックストアのホームページでご確認ください
イベント情報ページ(スタンダードブックストア)

<京都>
「不動産の可能性、そのとき団地は…」

日時:2017年5月2日(火) 20:00~21:30頃(19:30開場)
出演:矢津吉隆さん、岸本千佳さん、竹内 厚さん、千葉敬介
会場:COTTAGE(恵文社一乗寺店)
住所:京都府京都市左京区一乗寺払殿町10 恵文社一乗寺店 南側(MAP)
参加費:1,000円(今回の2冊いずれかを購入された方は無料)
参加方法:COTTAGEのホームページでご確認ください
イベント情報ページ(COTTAGE)

『団地のはなし』刊行トークイベント 松田青子×池辺葵

2017年3月15日

4/6に下北沢の本屋B&Bでトークイベントを行います。先日ご紹介した本『団地のはなし〜彼女と団地の8つの物語〜』の刊行イベントということで、小説家の松田青子さんと、マンガ家の池辺 葵さんが出演してくださいます。

松田青子×池辺葵「物語で描く住まいのこと」『団地のはなし』(青幻舎)刊行記念

今回の本で短編小説を書いてくださった松田青子さんと、今大注目のマンガ『プリンセスメゾン』の池辺 葵さんをお迎えして、トークイベントを開催します。

松田さんからのラブコールに、池辺さんが応えてくださった形で実現した、お二人の組み合わせ。なんと池辺さんは初のイベント出演です。お見逃しなく!

 
松田青子×池辺葵
「物語で描く住まいのこと」
『団地のはなし』(青幻舎)刊行記念

会場:本屋B&B
日時:2017年4月6日 20:00 – 22:00(19:30開場)
入場料:1,500円 + 1 drink order
住所:東京都世田谷区北沢2-12-4 第2マツヤビル2F
電話:03-6450-8272

 
本の予約も始まってますので、こちらからぜひ。
『団地のはなし〜彼女と団地の8つの物語〜』(amazon)

【予告】団地短編集『団地のはなし』 3/25に発売

2017年3月10日

新しい本が発売されます! 『団地のはなし〜彼女と団地の8つの物語〜』というこの本は、8人の女性が団地の今と、これからの暮らしを考えた短編集。3月25日の発売に先立って、今回はその内容を少しだけご紹介します。

0

団地R不動産が手掛ける3冊目の本『団地のはなし〜彼女と団地の8つの物語〜』が3月25日に発売されます。

タイトルの通り、8人の女性の視点から見た団地についてのストーリーがつづられた一冊。登場するのは、小説家の山内マリコさん、松田青子さんをはじめ、詩人の最果タヒさん、女優でありモデルでもある菊池亜希子さん、コラムニストのジェーン・スーさんなどなど、今を時めくみなさんです。

1

本の内容については、改めて詳しくお伝えしようと思いますが、今回はその中の一つ、茂木綾子さんのエッセイをご紹介します。

というのも、実はこのサイトでも前にご紹介した団地オムニバス短編漫画『サザンウィンドウ・サザンドア』の作家、石山さやかさんへの取材をもとにしたエッセイになっているからです。

フォトエッセイという形で、石山さんの暮らしを描いた茂木さんは、カメラマンであり、映画監督でもあり、そして執筆もされる多才な方。去年も『幸福は日々の中に。』というドキュメンタリー映画を発表しています。

『幸福は日々の中に。』

2

そんな二人のクリエイターの目に映るのは、「団地」という一言で単純にくくれないほどに異なるイメージ。

団地育ちの茂木さんは団地が嫌いで、大人になると同時にそこから逃げ出したというほど。一方の石山さんは戸建て育ちで、今は古い団地から建て替わった新しいUR賃貸住宅に住み、そこで出会う日常の風景をヒントにマンガを描く日々を送っています。

まるで交わることがないかに見える二人の視線。でも石山さんの暮らしと、彼女の作品に描かれたストーリーを重ねることで、ゆっくりとフォーカスが合うように、茂木さんの目線が石山さんの目線と重なっていきます。

3

そんな風に8人の女性たちが、団地の今を見つめ直し、これからの暮らしのヒントを見つけていくのが、この本です。

気になる方は、ぜひ書店で手に取ってみてください。

そしてウェブ上で連載されていた石山さんのマンガも、本になって発売されています。すでに各所でかなり評判を呼んでいるので、知っている方も多いかと思いますが、合わせて読んでいただければと思います。

『サザンウィンドウ・サザンドア』

また書籍の発売に合わせて、4月6日には下北沢の「本屋B&B」でトークイベントも行います。この本で執筆をしてくださった松田青子さんと、マンガ『プリンセスメゾン』が話題の池辺 葵さんによる対談。こちらも詳細は改めてお知らせしますので、お楽しみに!

『団地のはなし〜彼女と団地の8つの物語〜』は、ネット書店などで予約ができますので、ぜひお求めいただけたらと思います。

『団地のはなし〜彼女と団地の8つの物語〜』(amazon)

映画『団地』公開記念!フォトコンテスト ―結果発表―

2016年9月12日

大ヒット上映中の映画『団地』。何度でも見たくなっちゃうこの面白さをたくさんの人に知ってもらうべくフォトコンテストを開催してきました。
この度、阪本順治監督による厳正な審査が行われましたので、結果発表をいたします。

 
13724702_1052345664880890_1880461034_n(1)

最優秀賞
受賞者:kaedeさん
投稿コメント:部屋片してたらでてきたので。
少し前だけど、父母ともにシルエットだけど若い。

阪本順治監督の選評:
「団地で育った子供の視線に、生活の実感を感じた。シルエットで表情が見えない分、饒舌で想像力を駆り立てられた」

作品を撮ったいきさつ:
この写真は6年前くらいにフィルムを始めたての頃撮った写真です。
シルエットになってる2人から色々と想像できる世界になっていればと思う一方で単純に私の家族のふとした一コマの思い出写真でもあります。
また団地と言うのは独特な不思議な世界で、子ども達の鬼ごっこや秘密基地も大人の面倒くさいうわさ話も一つ一つ日常に溢れる一コマなんですが、団地やニュータウンってくくりにいるだけでそれがとてもストーリー性をもつものになる空間な気がします。

 
13534460_734438273365672_1274393736_n

いいね賞(「50いいね!」を獲得された方)
受賞者:yocosbananaさん
投稿コメント:幸せ

 
「団地と夫婦」をテーマに皆さんにご参加いただいたフォトコンテスト。
一枚一枚の写真から、団地で紡がれている暮らしの様子が伝わってきました。
大量供給、大型団地と大きなかたまりとして見られがちな団地ですが、一人と一人が出会い夫婦となって、毎日の暮らしが営まれている。そんな暮らしが積み重なって、団地が生きている。
今回のフォトコンテストを通じて、改めて団地の魅力を感じました。

そして、今年は空前の団地映画YEAR。(『団地』、『海よりもまだ深く』、『アスファルト』……)
どの映画も(団地のひいき目なしに)とても面白いです。
団地を舞台にいろいろな人の人生が交わったり、ゆるくつながっていたり、妄想してみたり、助けたってみたり……
楽しいことだけじゃなくて、辛いことも悲しいこともいろいろあるけれど、みんなが毎日を生きている。そんなたくさんの暮らしをざっくりと受け入れてくれる、器の大きな団地。

文化の秋、団地で生まれるストーリーを楽しんでみてはいかがでしょうか。

ご協力いただいた皆さま、ありがとうございました。

『団地』は全国で絶賛上映中です!
映画『団地』公式サイト

フランスの団地映画「アスファルト」

2016年9月2日

団地の映画が、なぜか空前の大豊作を迎えている2016年。
今度は海を越えてフランスから、団地を舞台にした映画がやってきました。
ほのぼのと、そしてじんわりと心に染みる、とても素敵な映画です。

ストーリーを、そしてその魅力を、ひとことで表わすのが、なかなか難しい映画です。

でも、それだけに映画でしか味わえない魅力に溢れ、そして団地が舞台だからこそ描けた時間や世界観がそこにあって、心からお薦めできる映画だと思います。

フランスの郊外にある古ぼけた団地を舞台に、淡々としたリズムで描かれる情景。
すごくドラマチックなストーリーがあるわけではありません。
いや、あります。

屋上にいきなりNASAの宇宙飛行士が不時着するし、隣の部屋に(元?)大女優(?)みたいな人が引っ越してくるし、冒頭からいきなり事故で車椅子だし。

でもそんな事件の衝撃も、団地に流れる日常のリズムは、あっという間に吸収してしまうかのようで。3つの出来事をきっかけに生まれる3つのストーリーは、交わることなく同時に、そして静かに、進み始めるのです。

420-1

愛すべき3組の主人公による、3つのストーリー。
それが、ミニマルな団地という空間の中で、同時に進行していくこの映画。

縦に連なるバルコニーが印象的な、シンプルな箱型の建物。
その連なりは、まるでフィルムのコマを表わしているかのようで、どれも同じかと思える四角い窓の中には、それぞれに生き生きとしたシーンがあるのです。

それがパラレルに進んでいくという構成は、まさに団地の日常を象徴するよう。
そしてそんなパラレルな関係に引き込まれてしまうのは、主人公たちが、相手には見せていない、もうひとつの世界を抱えているからなのかもしれません。

なぜか親の姿がない、影のある雰囲気がかっこいい少年、心を寄せる素敵な女性に世界中を旅するカメラマンだとウソをついてしまう、冴えない太った中年男、理由があって息子と離れて住んでいるおばあちゃん。宇宙飛行士に至っては、たくさんの機密を抱えているばかりか、英語もさっぱり通じず意思疎通もままなりません。

420-2

そんなひと癖もふた癖もある彼らの個性が、魅力として映るのは、舞台が団地だからなのだと、団地好きの悪い癖で、ついつい思ってしまいます。

実際、彼らの住む場所が、仮によくある分譲マンションだったりすると、「このデザインのマンションを好むこの人は……」などと要らぬノイズがフィルタになるところ。

団地というシンプルな箱に住んでいるというだけで、その人の飾らない性格や、素直な生き方が記号化されて、濃すぎるほどの個性も魅力として浮き上がるのでしょう。

そして、そんな彼らがゆっくりと心通わせてゆくこの映画に、いつしか魅了されているのです。

詳しい内容については映画を見てのお楽しみですが、お薦めの映画なので、ぜひ!

そう、映画『団地』の阪本順治監督が、「団地にはファンタジーが入り込む余白がある」と語っていたのを思い出しました。

420-0
 
最後に、パンフレットからサミュエル・ベンシェトリ監督の言葉を引用しておきます。

『アスファルト』で、私は、この手の題材を描く時に普通はお目にかからないような登場人物たちを通して、ある種風変わりなストーリーを作りたいと思っていた。一言で言うならば「落ちてくる」3つの物語、と言えるだろう。空から、車椅子から、栄光の座から人はどんな風に“落ち”、どのように再び上がっていくのか。『アスファルト』製作中、この疑問がいつも頭にあった。なぜなら団地に住む人々は皆、“上る”ことに関してはエキスパートだから。子供時代を団地で過ごした私にとって、そこでの生活で感じていたあれほどまでに強い団結力に他では出会ったことがない。

 
上映の情報など、詳しくは映画のオフィシャルサイトで。
映画『アスファルト』公式サイト

伝説の「西長堀アパート」がついに募集!

2016年2月19日

昭和33年に誕生した日本住宅公団初期の高層住宅「西長堀アパート」。
58年の時を重ねた伝説の集合住宅がついに沈黙を破る!

nishinagahori-apart

高層の市街地住宅として、建築家・前川國男が設計した東京の「晴海高層アパート」と同時期に建設され、現存する大阪の「西長堀アパート」。西長堀駅からすぐのモダンなファサードに見覚えのある人も多いはず。

竣工当時の賃料は大卒初任給の1.4倍ともいわれ、司馬遼太郎をはじめ、森光子や野村克也などの著名人が住む高級集合住宅でした。

nishinagahori-apart

高さ制限の31mギリギリで建てられた11階建ての高層住宅は、地階・1階に店舗や事務所が並び、低層階には風呂・トイレ共同の単身者向け、6階以上はファミリー向けの住宅が計画されました。

心斎橋からもほど近い都心住宅には、居住者専用のハイヤー乗り場をはじめ、エレベーター、洗面所、水洗トイレ、風呂など、当時の最新鋭設備がそろい、まさに憧れの住まいだったのです。

nishinagahori-apart

1階のピロティを抜けると、前衛画家・吉原治良の壁画がお出迎え。1階の穴あきブロックや、スリット窓が並ぶモダンなファサードは、今も色褪せることのない美しさ。

そんなビンテージアパートメントは、耐震補強工事のため2005年から募集停止されていましたが、リニューアル工事を終えいよいよ賃貸募集を再開。

竣工当時の内装を再現した、保存用の復刻住宅に加え、リノベーションされた賃貸住宅も新登場。
どちらも見どころ満載で、いよいよ今週末から一般内覧がスタートします。

nishinagahori-apart

nishinagahori-apart

nishinagahori-apart

nishinagahori-apart

こちらは保存用の復刻住宅。2DKの間取りは、今の住宅と比較しても遜色ないほど考え抜かれています。いいものは時代を超えていいと、教えてくれているかのよう。

この部屋の隣には、なんと司馬遼太郎が住んでいたそうで、西日差す部屋で創作活動にふけっていたかと思うと、なんだか感慨深いです。

nishinagahori-apart

nishinagahori-apart

こちらはリノベーションされた賃貸住戸「STAY+(ステイタス)」。
1LDKの間取りは、すりガラスが入ったドアや、レトロなドアノブなど、古いパーツを残しながら、有孔ボードや黒板の壁などでカスタマイズもできる、自由度の高いプランです。

09nishinagahori-apart

nishinagahori-apart

nishinagahori-apart

こちらは「VINTAGE SIMPLE(ヴィンテージ・シンプル)」。
竣工当時のレトロな洗面台や、押入の着物箪笥などはそのままに、現代生活に合うようにワンルームタイプの間取りへとリノベーション。置き型のバスタブ、ステンレスキッチン、ビンテージ風の床材など、スタイリッシュに仕上がっています。

nishinagahori-apart

今回は24戸の募集ですが、今後もリノベーション住戸が続々と登場するそうです!
58年の歴史を承継し、再スタートする西長堀アパート。今後も目が離せない存在になりそうです。

西長堀アパート 募集概要

<現地内覧会>※モデルルームのみ

期間:2016年2月20日(土)~23日(火)、25日(木)~27日(土)
時間:10:00~17:00(受付: 16:00)
住所:大阪市西区北堀江4丁目2番40   MAP
募集住戸:
・STAY+(ステイタス):
 1LDK/40.08㎡/家賃83,000円
・VINTAGE SIMPLE(ヴィンテージ・シンプル):
 1R/29.86㎡/家賃62,900~63,100円
・リニューアル住宅:
 1DK・2LDK/29~62㎡/家賃44,900円~84,600円
共益費: 4,300円
募集方法:初日のみ抽選、以降先着順募集に切り替え
受付:809号室(モデルルーム)

<申込受付・募集抽選会>

日時:2016年2月28日(日) 9:30~10:00(抽選:10:00)
受付場所:UR梅田営業センター
住所:大阪市北区梅田2丁目2番22ハービスエントオフィスタワー12階   MAP
電話:06-6346-3456(受付時間:9:30~19:00)

募集の詳細
西長堀アパート(UR都市機構)

白鷺団地で、昭和の暮らしにタイムスリップ!

2015年10月7日

昭和30年代に建設された当時の間取りを再現した「復刻版住宅」が白鷺団地に登場します。そのモデルルームのお披露目に合わせ「昭和レトロ博覧会」が10/10に開催されます!

shirasagi-event

団地R不動産でもご紹介している、大阪府堺市にある白鷺団地

団地の規模を縮小して、残った住棟をリノベーションしていく事業の真っ際中ですが、
解体する住戸から発見された、昭和38年の建設当時のレトロなパーツを寄せ集めて、
昭和の住宅を再現する「Again Old Home」プロジェクトが進行中。

竣工当時の間取りを、素材からつくり方までそのまま再現した「復刻版住宅」。
その完成お披露目に合わせて、
10/10(土)に昭和の暮らしにどっぷり浸れるイベント「昭和レトロ博覧会」が開催されます。

復刻版住宅は、ちゃぶ台やミシン、茶箪笥など、昭和の暮らしを再現したモデルルームに。
団地中央の広場や集会所では、ミシンや立て看板などのレトログッズ展示や、昔の遊びを体験できるコーナーもあります。

レトロビンテージ好きも、団地マニアも、ちょっと昔の暮らしに興味がある方も、
団地や昭和の時代感を体感できるイベントです。

昭和にタイムトリップしたような気分を味えるはず。ぜひお気軽に足を運んでみてください。

また現在、復刻版住宅を現代の生活に合うように改良した募集用住戸も開発中。
こちらの募集用住宅の詳細や、復刻版住宅のご紹介は改めて、コラムでご紹介する予定です。

昭和レトロ博覧会

日時:2015年10月10日(土)10:30〜17:00
場所:白鷺団地
   大阪府堺市東区白鷺町一丁24番 他 MAP
内容:
■昭和の六畳間再現
復刻版住宅モデルルームにて、ちゃぶ台やミシン、茶箪笥など昭和の居間を再現。撮影会も可能。

■なつかし商店街
集会所にて、雑貨・文具、電気店のレトログッズ展示、立て看板などを展示。

■昔なつかし遊び体験広場
団地中央の広場(パスト前)にて、ベイゴマや全長5mのコリントゲーム、メンコ、輪投げ、駄菓子屋など、昔なつかしの「下町の遊び」を体験できます。

他にも楽しいイベントが盛りだくさん!

DIY住宅紹介コラム@R不動産toolbox Vol.1

2015年9月16日

UR賃貸住宅の「DIY住宅」で素敵な改装をしている方を取材しました。
賃貸でも、こんなに自由に暮らしを楽しむことができる!
兄弟サイトの「R不動産toolbox」で紹介中です。

IMG_0194-437x288

UR賃貸住宅のフレール西経堂で、DIY住宅を借りて素敵にリノベーションをしたご夫婦。
生まれ変わったその空間と、改装中の様子を取材させていただきました。

見たら、賃貸住宅でここまでできるか!と、きっと驚いてしまうはず。

大胆な改装で、センスの良く生まれ変わった部屋。
思わずこんな所に住みたいと思ってしまうかもしれません。

記事は兄弟サイトの「R不動産toolbox」で紹介中。
気になる方は、こちらのページでぜひ!

理想の住まいを自分たちでつくる

アフターファイブガバメント祭り

2015年8月27日

アーティストの北澤 潤さんが監修をつとめる「アフターファイブガバメント」。
今週末は「アフターファイブガバメント祭り」開催です!

アフターファイブガバメント祭り

団地をフィールドにしたアートプロジェクトでもおなじみ、アーティストの北澤 潤さん。
北澤さんが監修をつとめる「アフターファイブガバメント」で、今週末「アフターファイブガバメント祭り」というイベントがあるみたいです。

場所は、団地R不動産でも紹介している国立富士見台団地のすぐそば。
団地見学を兼ねて、出かけてみてはいかがでしょう?

「アフターファイブガバメント祭り」
2015年8月28日(金)・8月29日(土)・8月30日(日)
時間:PM5:00-PM9:00
場所:アフターファイブガバメント庁舎(富士見台ストアー)とその周辺

北澤さんの活動は、こちらのコラムでも紹介しています。

北本団地商店街「アットホームデパート」開催レポート
サンセルフホテル物語 第1話「ウソのようなホントの話」
サンセルフホテル物語 第2話「うわさのしわざ」
サンセルフホテル物語 第3話「ホテルマンたちの日常的非日常」
書籍 『[団地を楽しむ教科書] 暮らしと。』
フリーペーパー 『暮らしと。』
書籍 『団地に住もう! 東京R不動産』