上から見た平面形状が、Y字型をした住棟。
ポイントハウスの一種で星形住棟とも呼ばれます。
集合住宅でありながら、全ての住戸が3面外気に面しているのが特徴です。
主に昭和30年代の団地で建設され、単調になりがちな団地の景観の中でアクセントになるように配置されることが多かったようです。
可愛らしく、特徴的な外観から、ファンも多く、文字通り団地の中の人気者です。
後に、同じようにY字型の平面形状を持つ住棟で、高層で大型化したもの登場しますが、これも高層スターハウスなどと呼ばれるようです。
さ行
2012年10月9日
2012年1月21日
団地や、初期の集合住宅で言うところのスキップフロアは
エレベーターの停まらない(スキップする)階のこと。
そして、スキップフロアのある住棟を、スキップフロア型の住棟と呼びます。
つまり、エレベータはあるけど、停止階が1、4、7、10階だけ、など、一部の階だけに停まるようになっていて、それ以外の階には階段からアクセスするタイプの住棟です。
この場合、例えば6階に住んでいる人は、7階までエレベーターで行って、1階分階段を下りて6階に帰る。という風にエレベーターの停止階以外の階の人は、エレベーターと階段を両方使うことになります。
エレベーター停止階以外の階は、階段室型のように、採光・通風・プライバシー確保の点で優れていて、かつ高層化も可能という、両者の良いとこ取り(でもない?)のようなタイプです。
見た目にも、数階おきに共用廊下が飛び出ていたりと、かなりダイナミックな外観になることが多いです。
ちなみに、一般的に言うスキップフロアは、全く意味が違って、床面を1階ずつ重ねるのではなくて、中間的な位置に床を作ることを指します。
例えば、1階、中2階、2階のような構成がスキップフロアです。
(関連項目)
> 階段室型
> 片廊下(型)