団地の基礎知識

歩車分離

2012年11月18日

歩行者のための道と、車が通行する道を分ける配置計画の手法です。

例えば、団地の場合、外周に車が通れる道を設けて、団地の中には歩行者専用道路を作ったり、団地の真ん中に車と歩行者が通れる道を作って、そこから各住棟までは歩行者専用の通路にしたり、あるいは車が通れる道と歩行者専用道路を直行させたりと、具体的な配置の方法は様々です。

団地やニュータウンでは、この歩車分離が徹底されているところが多く見られます。

これによって、子供やお年寄りにも安全な歩行空間が確保されたり、歩行者専用道路が遊び場になったり、住棟間が緑豊かになったりと、団地ならではの風景が作られる要因にもなっています。

また、歩車分離を図りながら、緊急車両が入る経路を確保したり、駐車場や車寄せなどを作るのが、配置計画上のポイントになります。