団地の基礎知識

同潤会アパート

2012年2月12日

関東大震災からの復興のため、被害の大きかった東京と横浜の16箇所で建てられた集合住宅。
当時の内務省が作った財団法人同潤会によって建設されました。

震災前の東京は下町を中心に、木造の建物が密集していて、このことが被害を大きくする原因でもあったため、不燃の建物である鉄筋コンクリート造の集合住宅を供給することが目指されました。

日本の鉄筋コンクリート造の集合住宅としては、初期にあたり、当時としては最先端の設備などが導入されたそうです。

また、その独特な雰囲気とレトロな味わいで、近年でも人気が高く、取り壊しの時には、保存運動が起こった建物も多くありました。

ニュータウン

2012年2月1日

日本では、大都市周辺の郊外に新しく計画的に建設された街のことを指します。

主に、高度経済成長期に、都市部に人口が集中してしまったことにより建設されました。

開発の主体としては、地方公共団体などの公的機関によるものと、民間企業によるものがあって、大規模なニュータウンの場合には、新しく電車などの交通網を整備して、建設される場合もあります。

また、団地目線で言うと、ニュータウンの中には集合住宅の団地が建設されることが多く、しかも複数の団地が造られるので、さながら団地の団地みたいになることが多いです。

有名なニュータウンには、東京の「多摩ニュータウン」「港北ニュータウン」「千葉ニュータウン」、大阪の「千里ニュータウン」「泉北ニュータウン」、名古屋の「高蔵寺ニュータウン」「桃花台ニュータウン」などがあります。