2012年9月25日
住棟を文字通り平行に配置するという手法。
全ての住戸への日当たりを均一にするのが一番の目的ですが、車の通る道路を住棟と直交方向にすることで、住棟間を歩行者空間や庭などにできるという意味でも、優れていると考えられました。
また、考え方の根底には、公的な住宅は住む人の特定ができないので、均質な空間にするべきだという思想があったようです。
ただ、出来上がる空間が無機質な印象になることもあり、昭和40年頃からは平行配置を脱却することが模索され始めたようです。