団地の基礎知識

スキップフロア型

2012年1月21日

団地や、初期の集合住宅で言うところのスキップフロアは
エレベーターの停まらない(スキップする)階のこと。

そして、スキップフロアのある住棟を、スキップフロア型の住棟と呼びます。

つまり、エレベータはあるけど、停止階が1、4、7、10階だけ、など、一部の階だけに停まるようになっていて、それ以外の階には階段からアクセスするタイプの住棟です。

この場合、例えば6階に住んでいる人は、7階までエレベーターで行って、1階分階段を下りて6階に帰る。という風にエレベーターの停止階以外の階の人は、エレベーターと階段を両方使うことになります。

エレベーター停止階以外の階は、階段室型のように、採光・通風・プライバシー確保の点で優れていて、かつ高層化も可能という、両者の良いとこ取り(でもない?)のようなタイプです。

見た目にも、数階おきに共用廊下が飛び出ていたりと、かなりダイナミックな外観になることが多いです。


ちなみに、一般的に言うスキップフロアは、全く意味が違って、床面を1階ずつ重ねるのではなくて、中間的な位置に床を作ることを指します。

例えば、1階、中2階、2階のような構成がスキップフロアです。


(関連項目)
 > 階段室型
 > 片廊下(型)

テラスハウス

2012年1月8日

低層の集合住宅で、いわゆる「長屋」状に隣戸と壁を共有しているタイプのもの。
そして、各住戸にテラスと庭が付いているのが、テラスハウスの特徴です。

団地の場合だと、一般的なのは鉄筋コンクリートで作られているタイプです。

阿佐ヶ谷住宅や多摩平団地など、初期の団地に多く登場しました。
昭和30年代には団地の2割が、このテラスハウスだったそうです。